[渾身の一撃は見事に腹部に決まって後ろに飛ばされるものの、こちらのカウンターもきっちり相手を捉えていた]
けほ……ぁぅぅ、やっぱり、地王のトレーニングメニューも、ちゃんとこなさないと、ダメですかぁ……?
[まともに喰らった衝撃と、打ち付けた身体の痛みに唸りながら身体を起こす。
そこに届いた賛辞に>>214数度、瞬いた後]
自分の身体能力は、わかってますから、ね。
そこからの、最善手を、選びません、と。
[まだ少し息を切らせながら、向けるのは笑み]
……さて、それでは、いきますよ。
我が先達、雷光の古老。
迅雷の一撃をここに!
[くるり、回した手の上で跳ねるのは薄緑の煌き。
それは雷光の矢となって空を駆ける。
その軌跡を見やりつつ、少年は更なる力を求めて力を集中していく。*]