─広場・噴水傍─[馴染んでいるのを確認すると、それを使おうと口元の手巻きタバコに手を伸ばす][摘まんだところで離れた場所から上がる声に動きを止めた]……アーベル。自衛団の連中、頭に血が昇って何しでかすか分からん。気をつけろ。[それは何かあれば風に乗せろと言った青年へ向けた言葉][それを伝えようと思ったのは、上がった声の先に居る人物達を見つけたため][使おうと思っていた手巻きタバコを胸ポケットへと戻し][やおら立ち上がると声のする方へと足を向けた]