―前日/宿― 家のほうに被害がないといいねえ。[アーベル>>152に無事に手紙をわたしてほっと一息。 アーベルの親父さんと出会ったのはほんの偶然だったがそれが縁で一つ仕事を請け負っていたりするのだから人生とはわからないものだ。 差出人の名前には親父さんから受け取ったときに突っ込んだものの、そのほうが楽しいというような返答に呆れたような笑いしか返せず。 アーベルの作品が街の方で売れた話の後、真剣な表情でつげられる言葉にやれやれと吐息を零し] あんたも好きだねえ……