― 2階・物置 ―…うん。ライさん、ピアノ好き?[不躾な問いは如何思われただろう。相手を窺うように見詰めて、返答を待った。けれどその後の話で、返る言葉>>216に目を見開き]息苦しい、って…それって充分、調子悪いじゃない。[小さな呟きと共、今度は不安の色で眉を歪める。]そうだ、ゼルギウスさんに…。[脳裏に浮かぶのは薬師の姿。一人先走った思考で彼に話をしようと身を翻せば、廊下に顔を覗かせたベアトリーチェ>>211が見えただろうか。]