[愛してると囁かれる、それは声だったかコエだったか。
奏に口付けられ抵抗はせずそれを受け入れた。
すぐに奏の体から力がぬけたのが感じられ、自分の手からすべり血溜りの中へと倒れこむ。]
HAL……
[最後には自分の大好きだったHALにもどってくれたんだとそう思うことにした。
HALからナイフを抜き生き残った二人に呟くように]
血、洗い流さないと……これで…全部…終わったのかな……?
[血塗れたナイフを手にしたままふらふらとした足取りでシャワー室のほうへと向かう、どこか今にも消えてしまいそうな様子で。
二人は一緒についてきただろうか?
シャワー室につくと流れ出るお湯に血が洗い流されていく、涙は、後からでてきとまらなかった。]