─住宅街・アヤメの家─[聞こえた声から呼んだ名は、合っていて。アヤメがふらつきながらも出迎えたのを見れば、彼女のことも心配しながら、パトラッシュの無事を確認できた安堵に、小さく良かったと呟いた。レッグと自分も中にいるな、と問われれば、えぇ、と答え。]パトラッシュさんも…無事で、良かった。怪我、は…─っ…。[怪我の有無を問おうとして、玄関に置かれたモノに気付き、言葉に詰まって青ざめるも。目を一度閉じて、弱く微笑んで首を傾げた。]…大丈夫、でしたか?