[ドアを叩く音][誰何に返るのはクレメンスの声]……リディさんが……?[手伝いを、との声に頷いて、リディの元に向かう][ベッドの上の赤。慣れてしまった匂い][リディの元に居るイレーネに声を掛け、共にリディをきれいにしていく][言葉は少なく][やがて全てが終われば、誰かが埋葬を始めるのだろうか][もう何も言わぬ少女に別れの祈りを][そして言葉少なくそこを後にする]