―広間―[>>215ゼルギウスの話に、エーリッヒの方を見て。同情のような表情を浮かべた。薬師のご母堂は、その息子の言の通りに健常者には容赦がなくて。拗ねていた頃に軽い怪我をしては何度もそのご指導を受けたりしていたとか。ナータのおつかい以外では出来るだけ避けて通る場所なのは知る人ぞ知る事実だったりする]でも、エーリは。[逃げるわけにもいかないだろうと。胸の内だけで言ったつもりが小さな独り言になっていた]