─ 展望室 ─ここまでくると、その一言で済ませていいのか悩んじゃう、俺。[一言で言うなら好事家、で納めてしまえるのだろうが、何となくそれで済ませたくなくなるのは下層ラインで生きるが故か。大げさな身振りを交えたため息と共に、冗談めかした言葉を吐き出した]ん、じゃ、下行こうか。庭園は、ここの真下なんだけどね。[庭園は見ておきたい、という言葉>>214に頷いて。立ち去る前にもう一度、と見回すのと同時に雷光が閃き、硝子越し、鬱蒼と茂る森の影を映し出した]