― パソコン室 ―
そ、そうですね。
どこかでばったり会うのも、楽しそうだと思います。
そういう、ものでしょうか……ああ、でも先輩たちが制服以外を着てるのが想像できないから、それを見たときに新鮮に思う、というのなら、なんとなくわかります。
[うーん、と考えるように首をかしげ、思い至ったことにそれなら、と納得したように頷いた。
差し出された手>>220に不思議そうな視線を向けて――だからなぜこの人はこう勘違いをしやすそうなことばっかりっ、と内心で叫ぶ]
い、いやじゃない、です。
えと、はい、私でよければ……
え、あ、――そ、そうですね、ちょっと換気したほうがいいかもしれませんね。
[しかし断るという選択肢はどこにもでてこなかったのでしどろもどろに頷き。
立ち上がって窓をみる諏訪の手が離れたのに、ほっとしたような複雑な吐息が一つ溢れる。]