影輝学科3年 ヴィリー

─試験直後/平原エリア─

うげぇ。

[追試要綱を見ての一言目は嫌そうな声だった]

あぃのでっけの居んがよ。
ちっけのでも骨折ぃだっつのに。

『文句を言うなである。
　成績が足りなかったのであるからして、それで単位を取得出来ると言うのならば、僥倖なのである』

わぁったっぺよ…。

[成績は予想外に健闘した方だったが、結局は単位取得には至らず。結果、最終追試を受ける羽目になる。それでも取得出来なかった場合はティティエンのスパルタが待っていたのだから、この追試で単位を貰えるのはティティエンの言う通り僥倖であろう]