―雑貨屋・回想―
[掛け値のない夫の賛辞に、少しだけ困ったような顔をするが、
自分たちの子供の事。そうあって欲しいという事もあり、軽く息を付いた後、結局笑みへと変わってゆく。
ゲルダからの気遣いと笑みに、ありがとうと微笑みながら>>200
娘の柔らかな抱擁を受け、こちらも優しく手に力を込めた。]
どっちだろうね。
ゼルに似てくれれば、男の子でも女の子でも、どちらでも構わないのだけど。
[そうして日傘をと言う夫に、小さく頷き同意して。>>190
傾げられた首には、こちらも少しだけ首をかしげ返した。>>199]
雨傘は…どうかな、すぐに必要にはなら無いと思うけど。
ただ洗濯物があるから、少し早めに帰ったほうがいいかも。
[そんな事を外を見ながら呟いて。
ベルの音に振り返ると、現れた来訪者に驚いて青は少し丸くなった。]