─ギュンター宅 個室─
[ユーディより先だったのか後だったのか、ギュン爺と1対1で話すことになり。
一体何だというのだろう、と首を傾げながらもギュン爺が来るのを待って。]
─…あ、ギュン爺。
何、一体どうし…ギュン爺?
う、ん。そりゃ知ってる、けど。
─ え?
[部屋に入るなり、「死神の降る刻」という話を知っているか、と問われ面食らうもののかろうじて頷き。
続いて言われた言葉に、思考が止まった。]
あぁ、だから。
そっか、それじゃ…その花をモチーフに作ればいいんだね。
[悲痛そうに眼を閉じるギュン爺とは対照的に淡々と、微笑みさえ浮かべながらそう言って。]