[ゲルダがライヒアルトの手当てを受けているのを見守っていたところで、くらりと視界が揺らいだ。]
あ、れ?
[ミハエルも無事みつけられたし、幼馴染の姿も確認できて安心したのだろう。
昨日から一睡もしていなかった身体は急激に睡眠を欲して。
ただでさえ今日は色んなことがあり、心も体もいっぱいいっぱいだったことも大きいだろうか。]
ごめ、ベッティ…
へや、どこでもいいから、貸してくれ、る?
[そう言う声も、語尾は眠気に濁されて。
部屋に案内されればかろうじてベッドに倒れこんだものの、そのまま眠り伏した。**]