心臓でしたか。 あまり急な運動は避けた方がいいかと。[何処をやられても問題はあるのだけれど、厄介な場所だな――と、心配気な視線をダーヴィッドに向ける。覗った感じ、彼はその危険性を分っていない気もして。彼が星詠の人と喋るなら、それ以上は云わず。視線をカルテに移して、知りうる限りの名を連ねた。苗字の分からない人は、その場に居る人で知っているか尋ねる。おそらくは全て埋めれたはずで――その数は15枚。自分の名は記していない。]