[向かいのソファーに腰掛けると、鈍い音をたてて軋んだ。布が破れて綿がはみ出したり、部分が欠けてはいたけれど、ソファーとしての機能は保たれている]……あ、そうだ。[今更ながら携帯端末を取り出して、『さきにいってる』短いメールを後輩に向けて送信した。本当は一度戻るつもりでいたのだけど、放送が掛かった為にそのままこちらに来たのだった。操作を終えれば端末をしまい、ソファーに凭れるように身を沈めて]はらへったなー……[緊張感のない言葉を*呟いた*]