……はっ。じいちゃんが今ここで飛び込んだら、後になってお菓子の生る木ちゃんに「あのときはありがとうございます、あなたの勇敢さに救われました」なんて感謝されて、あのときのお礼に――なんてめくるめく夢の展開が待っとるかも……!?[木の台詞を口に出すときは裏声になる力の入れようだった。ベルナルトを止めるどころか、羨ましそうな視線まで送る始末。木と自分の手とを見比べて、本気で考えそうになっていた]