─ 黒珊瑚亭 二階・五号室 ─
[傍らの月色>>210に語る言葉は淡々としたもの。
ユーディを視た、といったのに返された声には微かに頷き。
むくれた声が聞こえれば、笑みを忍ばせた]
んだよ、そー拗ねんなよ。
いーじゃねーか、男前なのはかわんねーんだし。
[口端上げながら背を梳いて、軽口を叩く。
死んでしまった後悔は変わらずあっても、こうして友とまた共に在れる事はただ嬉しくて]
美女じゃなくて悪ぃな?
[ゆらり尾を振りながらの声>>211に返すのは冗談めいた言葉。
こちらの軽口に同じそれが返ってくれば、また、笑って]
な、ユリ。