―― 篝火傍 ――[道を来るワゴンの音が聞こえ、車椅子ごと振り返る。近くのイヴァンの様子があからさまにおかしくなり、思わず近くのミハイルへと、僅かに苦笑めいた表情を向けた] …良い匂い。[くる、と、今度こそ大きくお腹の虫が鳴き。アルコールに少しばかり血色良くなった顔を俯けた]