─ 第二別館・演習場 ─
[ふぅ、と一息吐き呼吸を整えると、スッと息を止めて神経を研ぎ澄ませる。
漆黒の刃を出現させる>>221のを見れば、多彩な、と隻眸を細めた。
宣を上げてこちらへと駆けて来るのに合わせ、やや身を沈ませる。
間合いに入るタイミングに合わせ、相手の右側から足元を払うのを狙って穂先を薙いだ。
が]
……ッ!!
[相手の身体は軌道上から逸れ、代わりに小さな花のような火球が飛んで来た。
右側に払った後のロングピアスを戻すには遅く、利き手である左手を左上に払うことで身体への直撃を免れた。
結果、左腕に火球にやる火傷が残る]
っつぅ…!