─ 元宿屋・広間 ─
[ゼルギウスのここへ来るまでの苦労話>>190>>191には、くっくっと声を殺しながらも楽しそうに笑った。
不幸が自分にふりかからなければ、そういう話は笑い話に変わる。]
そいつぁお疲れサン。
俺的にはざまぁ自衛団、姐さんグッジョブなんだけどネ。
[容易に想像できた内容に、遠くエステルへ向けて心の中で親指を立てておいた。
そして>>191マイナスの話には同意するよう、だぁなと息をつきながら、暫くは黙って人の会話を大人しく耳に入れたりしていた。
夏の話は>>201ああ、あの時のかとか、前に聞いた事を思い出したり。
ただおそらく灯台守の死因>>210に関しての言葉が聞こえれば、それはしっかり記憶しておいた。]
獣、ねぇ…。
[ぽつりとした呟きは、すぐ傍に居なければ聞こえない程度の小さなものだった。]