─ 聖堂・ピアノ前 ─[それだけじゃない。自分が出ていたら、もしかしたら尼僧を助けられたかもしれない。凶行を止めることはできなくても、尼僧の代わりに殺される事位はできたかもしれないのに]…いやね。後悔ばかり上手になる。[胸の内に落ちる重りはそのままに、せめて安らなる眠りにつくように、と。老尼僧が一番喜んでくれた、円舞曲を奏で始めた**]