― 宿直室 ―[再び響へと向き直り伏せる眼差し。手を伸ばし横たわる響の前髪に触れる]――…痛かったよな。もう少し早く気付いてお前を見つけてればこんなことにはならなかったのかな。[すまない、とくちびるのみで紡ぎ]ボクらが居たら騒がしくて仕方ないだろ。もう、行くから、さ……静かに眠るといい。[静かに語り掛け、小さく綴る祈りの言葉]