― パソコン室 ―
お願いするのはボクの方だよ。
だって、キミに断られたら響と二人で
代わり映えのないむさ苦しい会話になってただろうし。
華があると癒されるし、ね。
[屈託無く笑いながら桜子>>231に返事をする。
響もそれには同意するように頷いていた。
慣れてきたように思えた桜子が慌てる様には薄い色の眸が瞬き]
かっこいい……?
はは、お世辞でも嬉しいよ。
ありがと、桜子さん。
ボクは響ほど優しくないと思うけど、ね。
ね、どんな勘違いをするのか、聞いても良い?
[彼女の眸を見詰めたまま悪戯な笑みを浮かべる佑一郎は
桜子の言わんとしていることを少なからず察している様子]