―住宅街―あっ。俺、先輩の家に鞄も置きっぱなしだ。それだけ取ってくる。[集会場へは兄と一緒に行くことになるだろうか。寄り道していると端末に着信が入った]こっちも今から向かう、っと。[短い平仮名メールからは相手の心情も知りようがない。こちらも事務的な内容のメールを入れると玄関を出た。無人の室内では働きもののロボットが青いランプを光らせながら掃除を*続けていた*]