ハインリヒさん、あなたのその人間らしい前向きさは、とても素晴らしい。またいつか、御会い出来る事を祈っています。
[ハインリヒがオトフリーとにかけた言葉には>>232そんな賞賛めいた言葉を贈る。が、再会するということは、また何かに巻き込まれる事を示すに等しいわけで、祈られる方はたまったものではないだろう]
お嬢さんは、どこかへ出掛けるところだったのでしょう?良ければ御送りしますよ。
[そうして影の扉の向こうに消える前には、夢魔の少女にそんな誘いをかけたが、さて彼女はどう答えたか。
彼女がまだ、知り合った者達と別れを惜しみたいと言うなら、影を渡る道筋だけを教えて素直に姿を消すのだが、もし一緒に行くと答えたなら、送って行った妖精郷で、ちょっとした騒ぎが起こるのは避けられなかったかもしれない**]