ん、十分過ぎるくらいに。……勿論、今でも。[笑みに、笑みで返して。続いた言葉に、微かに眉を寄せる]お前の家の事は……玲から、聞いてた。[けれど、そのために戻るには苦しい時期でもあり。結局、仕事に託けて帰れない、と誤魔化していた]外の世界に……か。出たら出たで、苦しい事の方が、多いもんだぜ……?