― 玄関 ―[旅人が階段を降りる間に、答えを返してくれたのは>>232昨日紅茶をふるまってくれた青年エーリッヒだった。確か彼はこの家に居候しているのだと聞いた覚えがある]橋が?ははあ、昨夜の嵐じゃあ無理もありませんなあ。[その橋が唯一の敷地外への道だとは旅人は知らなかったから、反応は暢気なものだった。広間へと促されると、素直にそちらへと足を向ける]