[響の顔も見れないまま、学長がその場に残っているなら失礼しますと挨拶をしてから宿直室を出た。
桜子から、一緒に行く>>236と言われれば、大丈夫かと案じる気持ちと、今まで一緒にいた彼女なら、という安堵の気持ちがごちゃ混ぜになって。]
…そう?
じゃあ、一緒についてきてもらっていい?
具合悪くなったらすぐに言ってくれて良いから。
[来る時に繋いでいた手は、今は血で汚れているから伸ばせずに。
彼女にぎこちなく微笑みかけ、その場に残っている人がいるなら着替えと探し物をしてからパソコン室に行くと声をかけ。
そうして、桜子と二人で演劇部の部室へと*向かった。*]