―回廊→談話室―
[近付いていた扉が向こうから開いて、知らず瞬く。
一度姿を見せたマテウス>>208が部屋を振り返り紡いだ名前に、その当人の方を一度見遣る]
[挨拶にはひらりと右手を振って返して]
いってらっしゃい、風邪引かないようにね。
[エーリッヒの問いに返された説明に、こう告げる。
手伝うどころか邪魔にしかなれない自覚があったから。
マテウスの背を少し見送って談話室へと滑り込み]
[イレーネに軽く手を振りながら、一礼する男へもそれを向ける]
うん、今年もお邪魔してるよ。
去年は読みかけのままで帰っちゃったからねえ。
[笑み零してそう言うも、見慣れぬ小鳥にきょとりと藍鉄色が瞬いた]