[口元には歪んだ笑み、愉しげに嗤う声。小さく漏らされたそれは階上にも階下にも届かない][オレは大笑いしそうになるのを我慢すると、母親だけが残っている二階の部屋へと向かった。幼馴染のことを訊ねられたなら、下に居ること、心配するなと言っていたことを伝え。料理には一切手を付けず、壁に凭れて瞳を閉じる。眠るには至らないが、その状態で少しばかり休息を*取った*]