―二階 廊下―い……っ[少しの沈黙を経て。両腕をついて、身を起こした。怪我には慣れているし、転んだくらいでわんわん泣くほど子供でもない。が]……うー。[小さく唸り、振り向いて荷物を睨んだ。目尻には若干涙が浮かんでいた]