―食堂―[脂でテラつく唇をぺろりと舐めて、両手で水のたっぷり入ったカップを持ちごくごくと飲む。決意の表れのような言葉は、果たして回りにどう捉えられるのかという心の内は秘めたまま。俯いたまま上目で周りを一度見渡して] じゃ、オレもうひとっ走り行ってくる。[カタン、と元気良く立ち上がった。]