[口を紡ぐベアトリーチェ>>238の様子に、一つ息を吐き。それから、少女に呼びかけたアーベルの方へ、ふ、と視線を向ける。翠には変わらず、感情のいろはないが。アーベルに──その手に開く、蒼の花弁に、僅かな時間、向けられた視線は。常にない、鋭さを帯びていた]