―夜の広場―おお。……ってあれ、なんかおっきくなってる……?[元々火傷を負わせる心算は無く、白い盾の出現はむしろ感嘆した様子で眺めていた。だが呑気にしていられたのもそこまで。成長していた盾が一気に収束するのを見て、瞬き]……わっ――ッ!![お蔭で回避行動が遅れる。貫かれこそしなかったものの、赤い光は狙われた左足を掠め、灼かれる痛みでバランスを崩した。上下逆さまに、それでも何とか柄にしがみ付く]