―談話室―
[エミーリアの言葉>>229に行商人が居た場所に一度目を向ける。
すでに其処には居ないが、良い噂はきかない人と認識していた。
老尼僧は分け隔てなく接していたし、噂は噂ともいい聞かされていたが
苛立つような姿をみればこわいと思ってしまう。]
村の人が、なんて、考え難いもの。
あんな、惨いこと……、っ、
[己の言葉に十字架に串刺しとなる養い親の姿を思い出す。
こみあげるものを堪えるように手の甲で口を押さえた。
人の仕業とは思えない。
聖堂内へと運び込まれた時には老尼僧はシーツに包まれていたから
傷跡までは目にしていないが、団長が人狼を結びつけたのも
理解できるような気がした。]