[紅き唇の両端を釣り上げ]勝負を決するは瞬時の判断。此度は私に軍配が上がったようだな。[す、と手刀を引く。激しい動きで乱れた髪を一度梳き上げ]しかし良い戦いだった。一歩間違えばざっくりとやられていたかもしれん。この緊張感、やはり堪らないな。またの対戦を楽しみにしている。[楽しげに言葉を発すると、その身体は闇に蝕まれていく。後に残るは舞台を照らす月明かりと、戦いが終わった後の*静寂のみ*]