[簡単な手当てを施した女生徒から再度謝罪と礼を言われると、気にしないでと微笑み。
歯切れ悪く急いでいた理由を話す様子には内心首を傾げたものの、名乗った彼女からこちらの学年を聞かれてあぁ、と。]
そういえば学年言ってなかったね、私3年。
って…あ、ちょっと、そんな謝らないで良いから!
先輩ったって1年しか違わないんだし、ね?
[部活の後輩には示しがつかないからと上下の差はつけさせていたけれど、部外の後輩にまでそれを押し付ける気はなく。
学年を教えたとたんまた平謝りのターンに入ってしまった友梨に慌てて、とりあえず話題を変えようと思案しかけた時。]
え、LiGのオフ会?
私もソレに呼ばれて来たんだよ。
[そういうと、鞄と共に床に落としていた招待状を拾い上げ。
ほら、と友梨にも文面がわかるように見せた。]