―二階 廊下―[耐えるように唇を引き結んで。近くに来ていたブリジットの声>>245に、ぱちと瞬いて振り返った]……あ、うん。大丈夫……[頷いて、確かめるために体育座りのような体勢になる。両手に視線を落とすと、それぞれ少しずつ擦り剥いた跡がある。立てた膝からは血は出ていないが、打ちつけたらしく赤くなっていた]