─ 黒珊瑚亭 二階・五号室 ─
何、俺ってば愛されてる?
[違う言葉を返された>>245のには、冗談で返して。
もう言わないという声には、ん、と軽く頷きで応えた。
視線交えるを避けられたのには気付いたけれど、それは言わず]
…そっか。
俺もさ、祖父さんと同じ目ってとこだけは、嬉しかったんだよ。
ただなぁ。
「この目のせいで人殺しになった。お前もそうなるかも知れない」って酒飲むたびに言われててさ。
それが正直イヤで仕方なかったんだ。
今にして思うと、覚悟つけさせようとしてたのかもしれねーけど。
御伽噺をまるっと信じてる年頃のガキに言うことじゃねーだろ。
[紡がれた思いに、苦笑で返したものの声は軽くて]