―廊下―
[立ち上がった一人は向こうの方へと、いじめとかそういう現場じゃなさそうなのでそのまま大丈夫かなと歩きだし、
残った女の子とすれ違う途中で声をかけられて、その子が幼馴染のクラスメイトの桐谷さんであることに気づき会釈を]
んっ…?
[向こうからは何かを訴えるような目線を感じる、見たと言いたげにボクは感じていた。
スカートのことには気づいていて、なかはちらりとは見えていたかもしれないけどボクは意識はしていなかったり。
意識していなかったので何を見たのか、ボクが思いついたのは土下座してたかのような最初の光景だった。
ボクは、大丈夫、誰にも言わないからと笑顔と目線で答えてその場を後にした。人にはいろいろ事情があるものね?
お互いのアイコンタクトは微妙なすれ違いを起こしていたことにボクは気づいていなかった]