……一人で出歩くなとは言ったけど、外に出るなとは言わなかったもんな。また探さねぇと。[オレは眉根を寄せ、焦りを装いながら靴を履く。母親も同じように靴を履き、ついて来る。掛けられていた鍵を外すと、碌な休憩も食事もせぬまま、オレは外へと出た。それでも、その身体がふらつくことは*無い*]