……ふむ。
[以前のお茶会で、郵便屋に託した書簡。
それは、予想通りの疑心暗鬼を巻き起こし。
不信の連鎖は、小さな火種で発火するに至っている。
そして、その小さな火種の仕込みはつい先ほど終わった所で]
……気がつけますか、ねぇ?
[それが、第三者の介入によるもの、と気づけるならば、戦火は回避できる可能性もあるが]
盤上の方々は、どう動かれますか……。
[主舞台に立つ者たちが停滞の気質のまま、状況に流されるのであれば、痛みを伴う変革が齎される事になる。
どちらとなるか、それは人の子の選ぶものだから、後は傍観するのみ……と。
その場を離れようとした歩みが、ふ、と止まった]