[自分と入れ違うように宿屋を飛び出した男の姿は視界の端に、痛む体を起こして自分をほうり投げた団員をにらみつけながら]っきしょ…、ざけんな……。[悪態をつきながらユリアンに助け起こされて]すまねぇ……[手を二、三回握りなおし体中痛むけどもおかしくしたところはないか確認しながら、ダーヴィッドの登場と言葉、そして連行されていく彼とそれに付き添い自衛団員達は宿屋からでていき]なんかしらんが、役にはたったな、あいつ……[呟いてからもろもろを含めて大きな息を吐いた]