「ふ…ふっ…ふふふふふ」
[なんでも、恋をした男がここにいたらしいが、数年から十年ぐらい旅に出たら帰ってこないが待ってて欲しいといったとき、断られたらしく]
「世の男には絶望したっっっ!!!」
[その言葉と同時に、逃げ出した。少ない時間だが八つ当たりされそうなのが目に見えたからだ。とりあえず生活のために働きだした。残っていたものを色々使ったり、元からあった技術やまだ少ないながらも知識を糧に変えて…それが姉に評価されたのかもしれないが]
「どうやら少しは見所があるな。よし、今からお前を私好みの男に育てる」
…いや、ちょっとよくわからないんだけ。それに八歳だし兄弟だよ?
「やかましいっ。この寛大な姉に感謝して涙して地に頭を垂れるがいいっ」
[傲慢にいう姉に、抵抗してもぼっこぼこ。
こうして姉との生活が始まる。なんだか従者です。…でも聞けば姉も子供の頃自分と同じようにしていたようで、恋人をといっていたのも淋しかったのだろうと後で気づいたけれど、当時はいつか殺してやると思っていた]