[「なんでそんな正々堂々とする」とか。「もっと卑劣な手段を」とか色々教わった。きっと性悪が魅力と思ったのはこの時期だ。
そんな姉との生活は二年。。そして「飽きた」との一言を残して姉は姉でどっかいった。
今は十歳。また新たなコミュニティを渡り移る。そしていくつかを渡った頃。四年ぶりに母に再会した……なんだか見知らぬ女の子を連れて]
「あら。ゼルなの?大きくなっちゃって」
母さんは元気で変わりないみたいだけど…この子は?
「ん?ああ、あなたの妹よ。ほら挨拶しなさい」
[知らない間にもう一人妹が増えていた
あっちもあっちでまだ幼いから懐いてくれたのはよかったが、更に驚愕すべきは、翌日のこと。」