>>247[投げやりな声、にしては隙だらけにも見えない気配。振り向いて黒を捕らえた薔薇の瞳を、うっとりと細める]さァ?もしそうならァ、アナタが酔わせなおしてくれるゥ?[舌足らずに甘える声色、投げ出されるむき出しの両腕。舐めるような眼差しが男の獲物を見つけ、薔薇の唇が嫣然と笑む]――その、深紅の血でェ。[空をかき抱く腕の中、茨はうねり、刀と化す。すらり、星の光に煌く刃を抜き放ち、軽やかに舞台を蹴って。酔いかわざとか、真正面から少しずれた足取りで、上から斜めに振り下ろす]