―2階・廊下―[静かな謝罪>>246に顔を上げると、緩く笑みを戻し首を振った。ライヒアルトも少女を案じる言葉を掛けたから、其の儘廊下へと出て。振り返ったベアトリーチェは泣いていなかった>>249けれど、痛みを耐えるような口許と膝を見て、箇所に触れぬ程度にそっと掌を近付ける。]痛いの痛いの、飛んでいけ。自衛団の所に、飛んでいけー。[少女に掛けるには子供騙しが過ぎる気がしたが。逃げられなければ、一二度頭を撫でようと。]…手、一応洗おっか。