[目を覚ましたら寝ぼけながらもみれば、机の上に一通の手紙。それを開いてみると目が覚めた]
『母さんちょっと自由にしたいから後お願いね。追伸。今手元にある燃料だけじゃ心もとないから色々もらってくね』
[ああ…本当…なんて破天荒なままなのでしょうね。母さん。こうして三歳児の妹との生活が始まった。まあでもある意味穏かだったともいえる生活ではあったし、今度は教える側から教わる側へと変わった]
「兄ちゃん。私、気づいたことがあるよ」
ん?どうした?
「決まりごとのぎりぎりが一番儲かるんだよ」
[無邪気に。元気にいった妹。どうやら妹は商才に長けていたというか……母さん。あんたなに教えてた]