―雑貨屋―
あは、やっぱり。
沢山心配かけたんだもの、仕方ないよ。
手紙も出さなかったんでしょ?
せめて筆不精くらいは直さないと、今度はもっと叩かれるよ。
[肩を竦めるアーベルに、そう笑んで返した。>>238>>239
ベッティの気の強さは、可愛らしいので笑っておく。
ゲルダとの会話は、何となしに聞いて。
ふと振られた話>>240に。]
そうね、カルメンさんのお人形、可愛いから。
[そう言って棚に飾られたカルメンの作品群をちらと眺める。
子供向けの柔らかな素材で作られたものから、精巧に作られたビスクドールまで、多種にわたる人形につい笑みが零れた。
問いかけには少し夫を見上げて、どうしようかと尋ねた。]